日野データセンター 電力線トンネル工事 ― 2024/12/14 10:46
先日、三井不動産から「電力線トンネル工事」の発表が地元にありました。
日野データセンターの敷地内から日野台5丁目のファミリーマート横の
変電所まで、都道256号線(甲州街道)の地下にトンネルを掘るそうです。
工事はトンネルの起点と終点の地上に仮建屋を建て、立て坑を掘り、
シールド坑掘削マシンを地下に降ろし、700m弱のトンネルを掘るようです。
現在日野自工の敷地内に引き込んでいる電力線がありますが、
データセンターでは緊急時対応のために、電力系統を2系統持つ必要が
あるための処置と思われます。
地元に発表するということは、市や都に工事の認可を申請済と思われます。
シールドマシンは、基本的に24時間稼働になるので、振動や騒音が心配です。
また、大量の土砂、泥水の処理・運搬の必要もあり、その方法も心配です。
都道の車道・歩道の通行が工事で制限を受ける可能性もあります。
もちろん、地下の水脈を破壊する心配もあります。
心配事ばかり、、事業者も行政も、地元へのしっかりした説明が必要です。
日野データセンター問題の放送がありました。 ― 2024/12/26 22:07
日野自動車工場跡地に三井不動産が計画しているデータセンターの問題を
東京MXテレビさんが取り上げ、放送がありました。
放送の動画は、コメンテータの発言を除き、Youtubeに公開されています。
「東京・日野市で「大規模データセンター計画」 近隣住民の不安のワケは?」
https://youtu.be/SGC7dDCLIr4
三井不動産データセンター日野の受電電力、、 ― 2024/12/26 22:21
三井不動産からデータセンター日野の開発事業事前協議申請書が
出されたので、データセンター日野の受電電力を総括しておきます。
2024年7月11日、三井不動産は日野市と相模原市のデータセンターの
開発を含む新事業戦略を発表し、三井不動産ロジスティック本部長は、
日野市と相模原市のデータセンターを合わせた総受電容量は260MW
であると発表しました。(日経クロステックの記事による)
三井不動産が相模原市橋本台に建設中のデータセンター相模原は、
5階建て(延床面積38,900平米)です。(現地開発計画広告による)
データセンター日野は開発事業事前協議申請書によると、主要な
データセンター棟は3棟で延床面積は143,000平米です。
2024年7月11日発表の260MWを二つの施設の延床面積比で比例配分すると、
それぞれの受電電力は、日野 205MW、相模原 55MW と計算できます。
この 205MW は、日野市の使用電力の79MW(資源エネルギー庁
2022年度市町村別需要電力量から計算)の2.6倍に相当します。
データセンター日野の建築面積は36,300㎡です。この日野市の760分の1の
面積で日野市全体で使用している電力の2.6倍の電力を使用するのですから
ヒートアイランド状態になることが予想できます。
また、データセンターが稼働すると日野市の電力使用量は、3.6倍になると
計算できます。
しかし、市は、2024年9月10日の令和6年第3回市議会定例会の一般質問で
データセンター日野の消費電力見込みについて、
「建物1棟が日野市の1万世帯分×3棟=3万世帯分(日野市約9万世帯)」、
つまり、データセンター日野が稼働しても、市の消費電力は1.33倍にしかならないと回答しています。 悪意か無知か? なにか変ですね!!
2024/12/27 22:22 日野市の使用電力を79MWに訂正しました。
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